台東区元浅草で七宝焼材料・七宝焼教室・坂森七宝工芸展・坂森七宝工芸店です

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◆七宝を始める為に必要な物◆

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO9◆ 

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO5◆

 七宝を始めるにあたって必要なものは、
1.電気炉(当店推薦は、プチ・当店価格¥52228
(税込み)定価は¥66960(税込み)です。)
 都内は送料無料になります。
 (プチ地方発送金額は、お問合せ下さい。)
 シロタ電気炉は、すべて税込み定価の22%引き
 です。(一部値引きの違う電気炉もあります。)
2.絵の具(まずは20色(1色¥500)ぐらい・釉薬基本セットなど)
3.小物でホセ(七宝を乗せる竹の棒¥110)、乳鉢
 (4寸¥950)、絵の具用のプラケース中(¥50・釉薬の数量分)木の板、ステンレス網(1枚¥110・5枚ぐらい)
4.焼成道具一式(初歩的なものは電気炉にセットされ
 ていますがあまり使い勝手はよくありません。)
5.焼成板(焼いた七宝を乗せる板)・取り出しピンセット
6.七宝用パーツ、銅板。

※七宝基本セット(66000円・税込)

   
上記をクリックして下さい。価格表が表示されます。

※シロタ電気炉の当店価格表
  新製品・サービス品材料⇒ 電気炉・追加商品色々
  の所にあります。
http://sakamori-shippo.com/cgi-bin/saleItem_indication.cgi?pid=51

上記をクリックして下さい。価格表が表示されます。

※金額は、シロタ全電気炉税込価格の22%引きに
  なります。

      

◆基本の絵の具について◆

  七宝はまず1つ1つの色を綺麗に出すことがもっとも
必要なことです。
 絵の具には、透明・不透明・半透明があります。
透明の絵の具は、白透から作ります。不透明は白から作ります。半透明は花白から作ります。
 ここで間違いやすいのが黒です。黒は白透から作りますので扱いは透明です。それゆえ墳釉するのです。
 次は透明の赤についてです。赤系は、製造段階で
金液が入っていますので金額は高くなります。
 本来、七宝絵の具は銅(丹銅・銅100×亜鉛7)・金・銀に入るように出来ています。赤系は丹銅用に出来ていますので、純銅に入れると黒く発色してしまいます。
 丹銅板の場合は、表面の磨きが悪いと、赤系や紫透は黒く発色します。
 銀は純銀がもっとも良く、純度が950ぐらいまでは、七宝が入りますが質が悪いと剥離したり、色が出ません。
 金も純金が綺麗に発色します。純度は14Kぐらいまでです。銀と同じように質が悪いと剥離したり、色が出ません。
ーひとことアドバイスー
 七宝の透明の赤を丹銅に入れる場合、白透を焼成してから、上に赤を入れる方がいますが、本来は直接丹銅板に入れて、赤の綺麗な色を出してください。白透を通した色とは全然違います。銀には赤系は直接は入れられません。オレンジ色に濁ってしまいます。現在では赤系で、シルバーレット・サンゴルビー・シルバーピンクなど直焼き用も出来ています。職人の間では、昔から銀赤の絵の具がありまして、銀直で非常に綺麗な色っを出します。欠点は、焼いた段階では水のように軟らかく段差がある品物には使えません。日本の勲章等にはこの銀赤が使われています。

      

◆基本技法・絵の具について◆

 七宝はまず単色の色を綺麗に出すことがもっとも必要なことです。七宝釉薬のメッシュ(細かさ)は80メッシュです。絵の具は、硝石・珪石・鉛丹・その他の鉱物から出来ています。絵の具を80メッシュに攪拌する前の絵の具をフリットといいます。フリットですと絵の具の質は下がりません。80メッシュですと、約10年ぐらいは質が下がりません。
 絵の具はまず、乳鉢に、水を入れて攪拌します。
これは、絵の具の細かさを、統一するのと、水換えをする事で、絵の具の中にある不純物を取り除きます。これは、必ず行って下さい。基本の一つです。絵の具は、必要な量を、乳鉢に入れて、少量の水で、攪拌します。
水の量が、多すぎてはだめです。攪拌が終わりましたら、水しをします。乳鉢いっぱいに水を入れ、その水を捨てる。2〜3回繰り返す。
これで初めて、絵の具として使用できます。
水しをした絵の具は約半月ぐらいで色さえ又はピンホール
(細かい穴)が出来ます。その絵の具は、新しい絵の具を足して攪拌して下さい。元の絵の具近くまで戻ります。あまり絵の具がひどい場合は、戻りません。

ーひと言アドバイスー
 落ちないために絵の具の中に、CMC(のり水)を入れる場合がありますが、基本的には、入れないほうがいいです。
 CMCも七宝の絵の具からいえば、不純物です。
焼成後の絵の具の透明感(色さえ)が悪くなります。
 絵の具の落下は、絵の具が荒いか、乾いてないで焼成したか絵の具の乗せすぎによるものです。
 その他は、裏引きが厚すぎても落下の原因になります。
 

      

◆基本技法・焼成温度について◆

  焼成温度は、基本的には800度〜850度です。
窯変は、900度以上が普通です。
プリントを焼成する場合は、750度〜ぐらいからがいいと思います。
ーひと言アドバイスー
 よく人に何分焼成しますかと聞かれますが、七宝の焼成は、時間ではなくて、炉内を見て絵の具が、溶けたら出す。一般の方は、焼成時間が長くなりがちですので早めに出す用に心がけて下さい。七宝の焼きすぎは、直す事が出来ませんが、焼き前なら、もう1度焼成すればいいことです。
 

      

◆基本技法・単色盛り◆

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO9◆ 

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO5◆

 七宝はまず単色の色を綺麗に出すことがもっとも必要なことです。
 単色の中でも私の好きな絵の具はさんご(C228)です。
 まずはじめに、銅板(銅玉)を希硫酸に1秒つけて水洗いします。これにより表面の酸化被膜が取れます。もし希硫酸がない場合は、クエン酸(酸系)を代用しても大丈夫です。表面が綺麗になったら、下引き白を盛り焼成します。その上にさんごを盛り焼成します。1度目のさんごが薄いと思ったら、もう1度さんごを盛り焼成します。これを繰り返して自分の好きな色ぐあいまで行います。焼成回数が多ければさんごの色は、紅さんごのように赤みを増します。ただし3回ぐらいまでが限界です。なぜならあまり厚いと冷めてから剥離(ひび)してしまいます。
ーひと言アドバイスー
 1回の裏引き(当店の商品にはしてあります。)に対して表面の絵の具の盛りは、3回ぐらいまでです。それ以上足す場合は、裏引きを、もう1度足して下さい。
 白(B11)と下引き白(S2)の違いは、白は噴釉しますが、下引き白は噴釉しにくいです。上に絵の具を乗せる場合は、下引き白を使用します。噴釉についてはまた次回に説明します。
 

      

基本技法・透かし七宝

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO9◆ 

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO5◆

 透かし七宝は、東京七宝工業協同組合の専門分野の1つです。
 まず透かし銅板とは、柄の付いた銅素地を酸で腐食させて、細かい穴を開けたものです。当店の彫金板の所にあります。見て下さい。

1、まず全体の色を決めます。線より高く絵の具を全体に
  盛り焼成します。(柄ではない部分は盛りません。)
2、表面を砥石で線や柄が出てくるまで研磨します。
3、表面の出てきた線を、水を流しながら、水性サウンド
  ペーパーで研磨します。
4、よく水洗いをしてから焼成します。
5、金メッキか銀メッキをして仕上げます。

ーひと言アドバイスー
 透かしに使用する絵の具は、透明より不透明か半透明が、はっきりしていていいと思います。
 蝶の羽などを盛る場合、同じ色ならば線を気にせず盛って下さい。研磨すると後から線は出てきます。
 砥石のメッシュは220番です。必ず砥石を使用して下さい、金属やすりは使わないで下さい。銅板の周りを研磨する場合も同じです。金属やすりは七宝を研磨するものではありません。
 最後の焼成は、焼き過ぎないようにして下さい。透かし銅板は薄いためすぐに火が通ります。焼き過ぎるとメッキ付きが悪くなります。場合によっては付かない事もあります。
 

      

基本技法・噴釉七宝

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO9◆ 

 噴釉七宝は、下地の釉薬が焼成時に、上の釉薬を押しのけて、表面に丸く点状に噴出する事を噴釉といいます。噴釉は下地の絵の具は、不透明でその上に乗せる絵の具が透明の場合のみ起こります。下地の不透明は、解ける温度の低い、流動性のあるものが適しています。たとえば白・黄色などです。
1、白を盛り焼成します。この時の白は、普段より厚めに盛ります。
2、その上に、透明釉薬(銅用A表示)を薄めに乗せ焼成します。
 薄めに盛れない場合は、つれ防止液を塗ってから盛ると薄く盛れます。つれ防止液(¥100)10倍〜20倍に薄めて使用します。

ーひと言アドバイスー
 焼成は、高温で焼成した場合は、細かい模様の噴釉になり、低温で焼成すると大きめの粗い模様になります。噴釉したものをもう1度焼成すると噴釉したところの回りが、ぼやけてしまいますので出来るならば1度で終わらせて下さい。
 

      

基本技法・噴釉七宝(黒)

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO9◆ 

 今回の噴釉七宝は、透明の黒(不透明の黒はありません)を使用して行います。
1.銅板に電通(不透明)を多少厚めに盛り、焼成します。
2.上に黒を薄めに盛り、焼成(約830度)します。
3.電通の噴釉具合を見て炉から出します。

ーひと言アドバイスー
 黒は、薄めに盛って下さい。盛りにくい場合は
つれ防止液を塗ってから盛って下さい。
 黒は必ず噴釉しますなぜなら黒は透明だからです。

      

基本技法・マーブル七宝

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO9◆ 

 マーブル七宝は、数色の釉薬を盛り、釉薬が溶けた状態の時に、炉内でマーブル棒で、溶けた釉薬の上を、静かに動かし、模様を付けていきます。釉薬の盛り方や、透明・不透明・半透明の組み合わせなどで、色々なバリエーションが楽しめます。
ーひと言アドバイスー
 まず、炉内で掻き回す場合、短時間で行って下さい。時間が掛かりすぎると、マーブル棒についてしまいます。これは炉内の温度が下がりすぎた為です。マーブルを行う場合は、普段より炉内の温度を上げておいて下さい。慣れていない場合は、炉内の温度を880度ぐらいに上げてからマーブルを行って下さい。
 マーブル棒をあまり深く、釉薬の中に入れない用にし、表面をマーブルして下さい。
 下地の釉薬を1度焼成してから、その上に、マーブルしたい釉薬を盛って、2度目の焼成のときにマーブルを行うと、失敗は少なくなると思います。
 

      

基本技法・フリット七宝

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO9◆

 フリットとは、絵の具を、80メッシュにする前の絵の具の状態を言います。
当然、透明・不透明・半透明の3種類が基本で、特殊なフリット(偏光色)などもあります。
 下地の絵の具を1度焼成してから、その上に同じ絵の具を盛りフリットを乗せ焼成する。又は、下が柄付き銅板の場合は、透明釉薬を盛りその上にフリットを乗せ1度で焼成することもあります。これは、下の柄がフリットによって思わぬ効果が出る場合があります。
―ひと言アドバイスー
 フリットを乗せる場合は、釉薬又はCMCで乗せますが、出来るだけ中央に乗せて下さい。
あまり銅板のはじの方に乗せますと、焼成により周りにはみ出る場合があります。

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