台東区元浅草で七宝焼材料・七宝焼教室・坂森七宝工芸展・坂森七宝工芸店です

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基本技法・フリット七宝(蝶)◆

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO9◆

 今回は、不透明・半透明フリットを使用した
蝶ブローチです。
 
1.まず、不透明・半透明フリットを乳鉢で細かくして
  おきます。
2.両面に下引き白を盛り焼成します。両面焼成できない
  場合は、片面づつして下さい。
3.下引き白の上に半分ぐらいに、さんごか薄ひすいを
  盛り、焼成します。
3.その上に、混合のフリットを乗せ焼成します。

ーひと言アドバイスー
 銅板の上に、3回以上絵の具を盛りますので、裏引きが薄いと表面にヒビが入ります。必ず裏引きを足して下さい。

      

基本技法・フリット七宝(銀白透)◆

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO9◆

 今回は、彫金板に銀白透フリットを乗せて焼成します。
 
1.まず、彫金板に、新しい薄墨透(A)を気持ち薄めに
  盛ります。
2.その上に、銀白透フリットを満遍なく乗せ、焼成します。

ーひと言アドバイスー
 薄墨透は、黒を薄くした釉薬です。あまり厚く盛ってしまうと、彫金板の柄が出ません。
 上の乗せる、銀白透フリットは、あまり大きくないほうが綺麗に出来上がります。
 焼成する場合、フリットが溶け込むまでです。

      

基本技法・特殊フリット七宝◆

 

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO5◆

  特殊フリットとして、ミルフィオリフリットがあります。
 ミルフィオリは、1つのフリットが、金太郎飴のようになっています。このフリットは、ガラス用に作られたものですので、七宝より多少硬いです。(焼成に時間が掛かります。)

 ミルフィオリを使った製品の製作過程(ペンダント)
1.アルミナ板の上に、銀透胎七宝用枠と同じ大きさのセラミック紙を切りその上の銀ペンダントを乗せる。
2.銀透胎七宝用枠の中にミルフィオリ(高さ7mm)をまんべんなく入れる。
3.焼成温度は、850度以上で焼成する。
4.完全に冷めてから、アルミナ板から、本体をはずし
   ます。
5.裏を水性のサンドペーパーで磨きます。

―ひと言アドバイスー
 ミルフィオリフリットが表面張力で丸く山のようになってから、炉から出して下さい。
 丸くなっていないうちは、焼き前になります。 
 オーロラガラスも特殊フリットになります。これも七宝の上に乗せて焼成することが出来ます。(この場合も焼成時間は長めになります。)

      

基本技法・彫金板色付け(アジサイ)◆

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO9◆ 

 彫金板とは、まず彫金板には大きく分けて2種類あります。プレス彫金板と電鋳板です。プレス彫金板とは金属の金型を作り、機械プレスによって銅板に柄を付けていきます。一つの型からいくつでも作ることが出来ます。コスト的には数量が多ければ安く出来ます。製造する板は、丹銅板・純銅板・純銀板なんでも出来ます。
 電鋳板については、次回に説明します。
 
1.このアジサイの彫金板は、すべて透明(銅用)を
  使用しています。
2.絵の具を盛る順番は、中から外へが基本になります
  ので、まず花・葉・つぶなどを盛り最後に周りの色
  (C紺)を盛ります。
3.絵の具を盛り終わったら、必ず銅板部分が出てないか
  確認して下さい。
4.820度前後で焼成します。

ーひと言アドバイスー

 絵の具を盛ったときに盛り残りがありますと、真っ黒(酸化被膜)が出来てしまいます。焼成時間も長いと同じことになります。

 アジサイ銅板の使用絵の具
花・・・桃透・橙透・水透・薄赤・薄藤紫
葉・・・薄青竹・黄緑透
つぶ・・特金
周り・・C紺

      

基本技法・彫金板色付け(0.5紺)◆

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO9◆ 

 今回は、彫金板に色付けの続きです。
 前回(アジサイ)は、1度で焼成し製作しましたが、
今回は、何度も焼成します。
 
1.彫金板に0.5紺を全体に銅板部分が見えないように
  盛り焼成します。
2.その上に、ビーナス部分に墨透淡を薄くを盛り、周り
  の部分に黒を盛り焼成します。
3.ビーナスのスカート部分に茶淡を薄くを盛り、周りの
  部分にもう1度黒を盛り焼成します。  
4.また、ビーナスのスカート部分に紫淡を薄くを盛り、
  りんごの部分にシルバーレットを盛り焼成します。

ーひと言アドバイスー

 0.5紺を盛ったときに盛り残りがありますと、真っ黒(酸化被膜)が出来てしまいます。焼成時間も長いと同じことになります。黒は1度ではむらになりますので必ず2回盛って下さい。

      

基本技法・窯変◆

 

 窯変について、窯変とは基本の絵の具は不透明になります。不透明を高温で焼成することにより、透明・半透明のようになります。
 窯変はには2種類の温度での焼成があります。まず1つは、900度以上で焼成する窯変これは透明感の強い窯変です。950度以上で焼成する窯変は、半透明になりやすい窯変です。窯変を使用する彫金板は、初めの内はあまり凹凸の少ないものがいいと思います。
 絵の具の盛り方は上記サンプル(つぼ・アジサイ)のように、分けて盛るやり方と、色々混ぜて盛るやり方あります。
 
 ーひと言アドバイスー

 窯変は必ず、900度以上で焼成して下さい。焼成時間は短い方がいいので、多少炉内の温度を高めにして焼成して下さい。焼成で気をつける事は、焼成しすぎて、窯変が切れて地金が見えてしまうことです。
 絵の具の盛り方は、普通の絵の具より、多少少なめに盛って下さい。絵の具の量が多いと窯変しないこと(不透明のまま)があります。

  つぼ使用絵の具

窯変・・・茶紫・茶緑・金・ウス青萌木

      

基本技法・白透焼き彫金板◆

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO9◆ 

  まず彫金板には大きく分けて2種類あります。
丹銅板と純銅板です。
 丹銅板は、銅100対亜鉛7の割合で入っています。丹銅板は、七宝用に出来ている銅板です。
 純銅板は、99.9%銅です。七宝には適していません。赤系統が直接乗せると黒くなります。
 純銅板は、窯変には適しています。
 
1.まず彫金板(少女)は丹銅板です。
  銀白透を前面に乗せ焼成します。
2.1度白透を焼成してしまえば後の釉薬は部分部分盛り
  焼成することが出来ます。
3.今回は銀用の釉薬で色付けをします。
4.数回色付けを繰り返して焼成します。
5.最後にフリットを乗せ焼成します。

ーひと言アドバイスー

 銀白透を盛ったときに盛り残りがありますと、真っ黒(酸化被膜)が出来てしまいます。
 何回も焼成する場合は、1回1回を強く焼成しないで下さい。最後に強く焼成して下さい。
 途中段階は、ザラザラ感が残っても大丈夫です。

      

基本技法・プリント七宝◆

◆有線額製作工程(牡丹・桜)NO9◆ 

 今回はプリント七宝についてです。

 プリントには大きく分けて、薄いプリントと厚いプリントが
 あります。初歩では出来るだけ厚いプリントを使用しま
 しょう。

1、下地の色を盛り焼成する。
2、同じ色を盛りもう1度焼成する。
3、使用する絵を切り表面の保護用薄紙をはがし水に
  浸す。
4、プリントが紙から剥がれたら、そのまま下地を焼いた
  銅板に貼り付ける。
5、手で、プリントと七宝の間の空気と水分を取る。
6、自然乾燥する。
7、電気炉で780度〜820度前後で焼成をする。

ーひと言アドバイスー

☆ 2度同じ色で焼成することにより七宝表面が平らに
  なる。
☆ 表面の保護用薄紙をはがし忘れないようにする。
☆ 下地の色は、濃い色はプリントが見えなくなります。
☆ 空気と水分を取る時はあまり力を入れて取らないこと。
☆ 自然乾燥が良く、電気炉の上での乾燥は避けた方が
  良い。強制乾燥はプリントに気泡を入れることになり
  ます。
☆ 気泡が入ると焼成した時に穴が空いてしまいます。
☆ 焼成時にプリントから黒い煙と火が出ます。1度炉を
  開けて煙と火が消えたら炉を閉めて焼成します。
  焼成温度が長かったり時間が長すぎるとプリントの
  絵柄が崩れてしまいます。(焼きすぎ)焼き前ですと、
  焼成後触るとプリントが取れてしまいます。

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